世界遺産 縄文「遮光器土偶」手代森遺跡

 2021年に世界遺産となった「北海道・北東北の縄文遺跡群」。三内丸山遺跡や大湯環状列石などの土偶や装飾品を通じ、1万年以上続いた持続可能な社会と、縄文人の豊かな精神性や暮らしをご紹介します。

【撮影場所 京都文化博物館:2025年11月20日 DMC-GX8】

 岩手県盛岡市の手代森遺跡から出土した、高さ31cmの国内最大級の遮光器土偶です。国の重要文化財に指定されています。バラバラの状態で見つかりましたが、破片が揃っていたため全身が見事に復元されました。縄文晩期の東北地方の技術の高さと精神性を今に伝える貴重な資料です。(高さ:31.0cm、肩幅:19.0cm、重さ:約 1,032g)

つづく