白山高山植物園オープンガーデン(その1)

 金沢 晴れ、きょうは晴れ時々くもりで、最高気温は31℃まで上がり、7月下旬並みの暑さです。

 今年も行ってきました。白山高山植物園の「オープンガーデン」は、白山の高山植物の保護を目的とした試験的な取り組みから始まりました。白山は残雪が残っておりきれいでしたが、花は少し早かったみたいです(笑)

 1998年(平成10年): 白山地域の高山植物の保護を目的として、石川県白山市の委託を受け、NPO法人白山高山植物研究会が白山市白峰の西山地区で試験栽培を開始しました。この場所はかつて養蚕のために開拓され、その後放置されて「ハゲ山」となっていた場所でした。

 2008年(平成20年)6月: 試験地が「西山高山植物馴化試験地」の名称で、初めて2日間の日程で一般公開(オープンガーデン)されました。雨の中、遊歩道もないぬかるんだ道にもかかわらず、1000人を超える人々が訪れ、その反響の大きさに、公開を継続する体制が整えられていきました。

 2010年(平成22年): 「西山高山植物馴化試験地」から「白山高山植物園」に名称が変更されました。これは、より多くの人々にこの事業を知ってもらうためでした。この頃から、「白山の高山植物を守る10万株のお花畑プロジェクト」として、高山植物の低地栽培試験が進められ、年に一度、お花畑が見頃になる約1ヶ月半の間だけ一般公開される現在の形が確立されていきました。

 現在も、白山高山植物園は標高約800mの試験地で、約50種類の高山植物、約10万株が栽培されており、毎年6月初旬から7月中旬にかけて期間限定でオープンガーデンが開催されています。白山に登らなくても、白山の可憐な高山植物を気軽に楽しめる場として、多くの人々に親しまれています。

kanazawa10no3.hatenablog.com

【撮影場所 白山高山植物園オープンガーデン:2025年06月13日 Xiaomi 15 Ultra、DMC-GX8】

つづく