NEW ROAD 美術館に「道」がひらく

 金沢 曇り、きょうは曇りのち雨となり、午後からは降り出す可能性があります。きのうより気温は少し低く、ひんやりと感じるかもしれません。

 週末のネタ仕入れ「NEW ROAD」展は、美術館を静的な展示空間から、人や文化が動的に交流する「生きている場所」へと変容させる、現代美術における重要な試みです。ふだん通れない場所で、いろいろ撮りました(笑)

 NEW ROAD 美術館に「道」がひらくの実現

本展の最も革新的な試みは、そのタイトルにある「NEW ROAD 美術館に「道」がひらく」というコンセプトを空間的に実現した点にあります。これは、美術館という施設が持つ既存の境界線やルールを一時的に解体し、街との連続性、開かれた公共性を追求する試みです。

 従来の美術館では、チケットを購入した者だけがアクセスできた有料ゾーンの一部を、本展会期限定で無料開放しました。これにより、館内を東西に横切る通路が一本の自由な「道」としてつながり、人々が自由に往来できる新たな動線が生まれました。

 特に、恒久展示作品であるレアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》の地上部を含むエリアも無料で開放され、鑑賞者だけでなく、通りすがりの市民にとっても立ち寄りやすい、より開かれた空間へと変貌しました。

 「NEW ROAD」は、物理的な通路であると同時に、多様な人々や価値観が交差する象徴的な場でもあります。通常、異なる文化や思想を持つ人々が交わることの少ない「美術館」と「ストリート」という空間を接続し、アート、生活、社会が渾然一体となった「生きている場」を創出することを目指しています。

【撮影場所 金沢21世紀美術館:2025年10月25日 Xiaomi 15 Ultra】