未来へつなぐ―能登半島地震とレスキュー文化財―「生業からみる能登」

 金沢 曇り、きょうは曇り時々雨の予報で、湿度が高く蒸し暑く感じるでしょう。気温はきのうより少し低めですが、それでも夏らしい暑さです。

 石川県立歴史博物館で開催されている「未来へつなぐ―能登半島地震とレスキュー文化財―」は、能登半島地震の被災地から救出された文化財に焦点を当てた特別展です。

 能登半島地震の発生後、手探りで始まった文化財レスキュー事業の「始まり」に焦点を当てています。「文化財」と呼ばれるものだけでなく、地域の人々の暮らしや歴史を物語る様々なものが被災現場から救出された様子が紹介されています。


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 輪島塗の職人宅に伝わった資料:輪島塗の産地である輪島市では、多くの漆器工房や職人宅が被災しました。この章では、職人たちが製作の見本として使っていた木箱や、製品の図案などが展示されます。これらは、輪島塗の技術やデザインの変遷を知る上で貴重な資料です。

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 廻船業と珠洲市の網元:能登は古くから北前船などの廻船業が盛んでした。珠洲市の網元の家からレスキューされた資料群には、廻船の取引記録や、漁業にまつわる道具が含まれます。これらは、能登の経済活動と他地域との交流の歴史を物語ります。

●「文化財レスキュー」の現状を伝える
まだ調査が十分に進んでいない資料が多く、今もなお埋もれたままの文化財が存在するという現状を伝えています。
●文化財の再認識を促す
「いわゆる文化財」だけでなく、人々の「ふつうの暮らし」の中にある日用品や道具にも、地域の歴史を語る価値があることを訴えかけています。
●今後の文化財保全への呼びかけ
この展覧会を通じて、文化財レスキューの重要性を広く知ってもらい、被災した人々が文化財の処分を迷っている際に相談するきっかけを提供したいという思いが込められています。

 この展覧会を通じて、能登半島地震によって明らかになった文化財継承の課題と、それらを未来へつないでいくための取り組みについて知ることができます。

【撮影場所 石川県立歴史博物館(いしかわ赤レンガミュージアム) :2025年08月02日 Xiaomi 15 Ultra】

つづく
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「能登見聞録」にも別な写真をUPしました。「能登見聞録」是非、お立ち寄り願います。