金沢 曇り、きょうは曇りがちで雨の可能性があります。気温は26℃とやや高めですが、湿度が高く蒸し暑い一日になりそうです。

「oterart(オテラート)金澤2025」は、2025年9月20日(土)から10月5日(日)にかけて金沢市内の寺院で開催される芸術祭です。後期(小立野地区・寺町地区)の5つのお寺の作品を撮ってきました(笑)




2025のテーマ「三千大千世界」は、仏教が説く広大無辺な宇宙観を表す言葉であり、同時に一人の仏様が教化できる無限の世界の範囲を指します。「三千世界」とも略されます。お寺という神聖で歴史ある空間で、この壮大な宇宙観と向き合うアート体験を提供することが、このテーマのねらいです。




興徳寺の最大の視覚的な特徴は、朱色に塗られた山門(赤門)です。この山門は、加藤清正が朝鮮出陣(文禄・慶長の役)の際の武運長久を祈願するために建立されたと伝えられています。清正公信仰(日蓮宗系の寺院で加藤清正を祀る信仰)との関連が深いとされています。




当寺には子育鬼子母神が奉安されており、安産、子育て、子宝、発育にご利益があるとして、古くから多くの方に信仰されています。近年では、不妊に悩む方のための御祈祷も行われています。この鬼子母神像は、加賀前田家の家臣で、青磁焼きの祖とされる陶芸家、初代・諏訪蘇山(すわそざん)の作と伝えられています。








「お寺」と「アート」を掛け合わせた造語で、国内外の作家や学生などが参加し、金沢市内の複数のお寺の本堂や境内に、絵画、映像、彫刻、書、陶磁器、現代アートなど様々な作品を展示します。




つづく