金沢 曇り、きょうは朝のうち雨が残りますが、その後は次第に晴れ間が広がるでしょう。気温は平年より高めで、少し蒸し暑さを感じるかもしれません。

「oterart(オテラート)金澤2025」は、2025年9月20日(土)から10月5日(日)にかけて金沢市内の寺院で開催される芸術祭です。後期(小立野地区・寺町地区)の5つのお寺の作品を撮ってきました(笑)




2025のテーマ「三千大千世界」は、仏教が説く広大無辺な宇宙観を表す言葉であり、同時に一人の仏様が教化できる無限の世界の範囲を指します。「三千世界」とも略されます。お寺という神聖で歴史ある空間で、この壮大な宇宙観と向き合うアート体験を提供することが、このテーマのねらいです。
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金沢市の長久寺(ちょうきゅうじ)は、加賀百万石の歴史と深く関わる由緒ある曹洞宗の寺院で、寺院が多く集まる金沢市寺町に位置しています。元々は慶長14年(1609年)に創建されたとされます。その後、延宝4年(1676年)に現在の金沢市寺町五丁目(野田寺町覚源寺の跡地)に移転し、長久寺として再興されました。




山門をくぐった正面には、樹齢約400年とされる一対の銀木犀(ギンモクセイ)の巨木がそびえ立っています。これらの大樹は、その見事な枝ぶりから金沢市保存樹に指定されており、県内一の大きさを誇ります。例年、9月下旬頃に白い花を咲かせ、芳しい香りを放ちます。





「お寺」と「アート」を掛け合わせた造語で、国内外の作家や学生などが参加し、金沢市内の複数のお寺の本堂や境内に、絵画、映像、彫刻、書、陶磁器、現代アートなど様々な作品を展示します。




つづく