第74回 金沢百万石まつり「前田利家の入城行列」

 金沢 曇り、きょうは雨が続く一日となるでしょう。日中は最高26℃まで上がるものの、じんわりとした湿気を感じそうです。

 第74回 金沢百万石まつり行ってきました。今年は、「超望遠ズームレンズ」でいろいろ撮りました。第74回 金沢百万石まつり行ってきました。今年は、「超望遠ズームレンズ」でいろいろ撮りました。今年は、俳優・気象予報士の石原良純さんが「前田利家」役を、そして俳優の北乃きいさんが「お松の方」役を務められました(笑)

 前田利家が天正11年(1583年)6月14日に金沢城に入城し、加賀百万石の礎を築いた偉業をしのび、その歴史的な瞬間を再現することがこの行列の根底にあります。パレードの最も見どころとなる部分で、前田利家公に扮した俳優が、末森城の戦いで着用したとされる「金色の大鯰尾(おおなまずお)の兜」と具足(ぐそく)をまとい、白毛の馬に騎乗して堂々と進みます。

 石川県金沢市で毎年6月の第1土曜日を含む金・土・日の3日間で開催される、金沢市最大のイベントです。加賀藩の礎を築いた藩祖・前田利家公が天正11年(1583年)に金沢城に入城した偉業を偲んで開催されます。豪華絢爛な「百万石行列」をメインに、400年以上にわたりこの地に受け継がれてきた伝統文化が賑やかに繰り広げられる、勇壮かつ華麗な祭りです。

 金沢百万石まつりのルーツは、尾山神社での「封国祭」に合わせて大正12年から昭和20年まで行われた「金沢市祭」にあります。終戦後は「尾山まつり」として開催され、現在の「金沢百万石まつり」としては昭和27年に金沢市と金沢商工会議所が中心となって開催した「商工まつり」が第1回目となります。

 前田利家は、「槍の又左」の異名を持つ槍の名手で、若い頃から織田信長に仕え、数々の戦場で槍を振るい、その武勇で名を馳せました。信長から能登一国を与えられ大名となり、本能寺の変後は豊臣秀吉に仕え、加賀と越中も加わり、合計120万石余りの広大な領土を築き上げました。武勇だけでなく、政治や経済にも優れた才能を持ち、激動の時代を生き抜き、加賀百万石という一大勢力を築き上げた、まさに「乱世の生き抜き方」を示した人物と言えるでしょう。

【撮影場所 金沢市:2025年06月07日 DMC-GX8】

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「能登見聞録」にも別な写真をUPしました。「能登見聞録」是非、お立ち寄り願います。

つづく