春の街を歩けば「のとキリシマツツジ展」前編

 金沢市の本日は、気持ちの良い快晴が広がる予報です。最高気温は14度、最低気温は6度まで下がる見込みで、日差しは暖かいものの空気は少し冷たく感じられるでしょう。

 週末のネタ仕入れ「しいのき迎賓館」で開催された「のとキリシマツツジ展」は、能登の春を象徴する燃えるような深紅の花々を一足早く金沢で楽しむことができる、非常に華やかな展示会でした(笑)

 【ルーツと伝来】もともとは江戸時代(1730年代頃)に、江戸(現在の東京・駒込や染井)で大流行した園芸品種が北前船などで能登へ持ち込まれたのが始まりとされています。九州の霧島山に自生するミヤマキリシマが、江戸で品種改良されたものです。

 【樹齢数百年の古木】能登半島には、樹齢100年を超える古木が500株以上点在しています。中には樹齢300〜500年という、世界的に見ても極めて稀な大木も存在します。

 のとキリシマツツジ最大の特徴は、満開時に葉が全く見えなくなるほど密集して咲き誇る、燃えるような「深紅」の花色です。その圧倒的な色彩は、見る者を一瞬で惹きつける生命力に満ちています。成長が極めて遅く、幹が数センチ太くなるのにも数十年を要するため、大木には数世代にわたる人々の情念が宿っています。

 石川県金沢市の「しいのき迎賓館」で開催されたこの展示会は、能登の春を象徴する「のとキリシマツツジ」の深紅の美しさを一足早く堪能できる催しです。会場には、丹精込めて育てられた見事な鉢植えが並び、葉が見えないほど密集して咲き誇る鮮烈な赤色が来場者を圧倒します。能登の庭園文化の奥深さを金沢の地で体感できる貴重な機会となりました。

 また、単なる花の観賞にとどまらず、能登地方の歴史や保存活動を伝える文化的な側面も併せ持っています。特に近年は、震災からの復興への願いや、美しい景観を未来へ繋ぐという強いメッセージも込められるようになりました。会場での苗木販売や育成相談を通じて、能登の生命力を身近に感じ、現地への関心を高める「能登への招待状」のような温かい展示会です。

【撮影場所 しいのき迎賓館:2026年03月21日 Xiaomi15 Ultra】

つづく