那谷寺の紅葉「大悲閣」

金沢 晴れ、少し雲がありますが、青空も見えます。今日はこの後くもりの予報です。

先週はいい天気が続ており、木曜日に「那谷寺」の紅葉を見に行きました。参道奥の左側の岩山の中腹に、まるで空中に浮いているように見える懸崖造りの拝殿と圧巻の紅葉を楽しみました(笑)

那谷寺は、奈良時代の717年に白山を開いた泰澄大師によって創建された古刹です。当初は「岩屋寺」と呼ばれていましたが、平安時代の986年に花山法皇が訪れ、西国三十三所の那智山と谷汲山から一文字ずつ取って「那谷寺」と改名したと伝えられています。

「奇岩遊仙境」そそり立つ巨大な岩に、無数の穴が開いた独特の景観は、太古の海底噴火の跡と言われています。松尾芭蕉も訪れ、句を詠んだ場所としても知られています。2014年には「おくのほそ道の風景地」に指定されました。

岩屋の中の本殿「大悲閣」: 本殿は、岩壁の中腹の岩屋の中に建てられているため、その前の狭い敷地に岩屋の高さまで、京都の清水寺の舞台と同じ工夫で床が造り上げられていて、岩山と一体となった造りは、自然の中に建っているかのような神秘的な雰囲気を醸し出しています。

歴史と自然が融合した神秘的な空間で、荘厳な建築物、美しい庭園、そして雄大な自然を満喫することができます。また、白山信仰の歴史に触れることもできる貴重な場所です。小松を訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてください。

【撮影場所 那谷寺:2024年11月14日 OM-D E-M10】