那谷寺の紅葉「鎮守堂」

金沢 曇り、雨の予報ですが、止んでいて、今朝の気温は11℃あり暖かい朝です。

先週はいい天気が続ており、木曜日に「那谷寺」の紅葉を見に行きました。鎮守堂の展望台は、以前は一番上まで登れたのですが、地震の影響か登れませんでした。それでも境内の雄大な自然を一望でき、大満足でした(笑)

鎮守堂からは、那谷寺の境内や周辺の美しい風景を一望することができます。特に紅葉シーズンには、鮮やかな紅葉と寺院の建物が織りなす絶景が楽しめます。鎮守堂へと続く朱色の橋「楓月橋」は、その美しい姿から多くの写真家や観光客を魅了しています。鎮守堂と楓月橋は、まるで絵画のような風景を作り出しています。

芭蕉が那谷寺で詠んだ最も有名な句は、「石山の石より白し秋の風」です。この句は、那谷寺の奇岩と秋の清涼な風を対比させ、自然の美しさを鮮やかに描き出しています。
芭蕉は、那谷寺の奇岩の白さと、秋風に吹かれて木々が揺れる様子を目にし、この句を詠んだと考えられています。

那谷寺を訪れる人々を笑顔にする、可愛らしい「木組の猿」をご存知ですか? 楓月橋の欄干にちょこんと座るその姿は、まるで私たちを見守っているかのよう。見つけると幸せが訪れると言われている、隠れた守り神です。

那谷寺は、奈良時代の717年に白山を開いた泰澄大師によって創建された古刹です。当初は「岩屋寺」と呼ばれていましたが、平安時代の986年に花山法皇が訪れ、西国三十三所の那智山と谷汲山から一文字ずつ取って「那谷寺」と改名したと伝えられています。

【撮影場所 那谷寺:2024年11月14日 OM-D E-M10】