金沢は、雪が混じる雨の予報です。最高気温は8度、最低気温は1度まで下がり、一日を通して非常に寒くなるでしょう。外出の際は防寒と雨具が必須です。

たぶん本年最後の「街をあるけば」シリーズです。「黒門前緑地」から「金沢城」を通り「兼六園」へ冬ばれの城内を歩き、いろいろ撮りました (笑)








金沢城二の丸御殿の復元では、現在、工事現場を覆う巨大な鉄骨製の「素屋根(すやね)」が建設中で、2025年度末に完成予定です。その後、2030年度を目途に本体の柱や梁(はり)などの骨組み工事が終わり、2033年度頃の第1期工事完了を目指し、屋根の銅板葺き(ぶき)や内外装の仕上げが段階的に進められます。






石川門を通り兼六園に向かいました。兼六園発祥の地とされる瓢池は、瓢箪形の池と園内最大の「翠滝(みどりたき)」が織りなす幽玄な景観が魅力です。藩主がこだわった滝の響き、古びた風情の海石塔、最古の茶室「夕顔亭」が調和し、静寂の中に歴史の重みを感じさせます。霞ヶ池の開放感とは対照的な、しっとりとした情緒と四季折々の自然美が凝縮された名所です。




霞ヶ池に佇む「唐崎松」は、園内随一の景勝です。風のない穏やかな日、鏡のような水面には、力強く広がる枝振りと冬の風物詩「雪吊り」の幾何学模様が見事なリフレクションを描き出します。実体と水影が上下対称に並ぶ姿は、一幅の絵画のような静謐な美しさです。





つづく