美川おかえり祭り「ラッパ隊」

 金沢は、最高気温が26℃、最低気温が19℃の曇り時々晴れの予報です。これは平年と比べると、最高・最低ともに数度ほど高めの、やや汗ばむ初夏の陽気となる見込みです。

 5月16日に観てきました。白山市美川地区で、毎年5月の第3土曜日・日曜日に開催されます。江戸時代(文化・文政年間)から200年以上続く、藤塚神社の格式高い春季例祭で、石川県の無形民俗文化財にも指定されています(笑)

 美川おかえり祭りは、石川県白山市で200年以上続く藤塚神社の例祭です。豪華絢爛な13台の台車(曳山)が巡行し、青年団が神輿を先導して後ろ向きにラッパを吹き鳴らす姿が特徴です。10年に1度回ってくる「おかえり筋」の通りでは、神様を迎えるために家々を開放し、盛大なもてなしで初夏の街が活気に溢れます。

youtu.be

kanazawa10no3.hatenablog.com

 美川おかえり祭りの「ラッパ隊」に女性が加わり、力強くラッパを吹き鳴らす姿は、伝統の継承に新たな息吹を吹き込む感動的な光景です。男性と同じ紋付袴に白襷をきりりと纏い、真剣な眼差しで一音一音に魂を込める姿には、性別を超えた祭りへの深い愛情と、地域を盛り上げたいという強い誇りが満ち溢れています。

 少子化が進む現代において、伝統の門戸を開き、若い女性たちが前線で活躍する姿は、美川の絆が時代とともにしなやかに進化している証でもあります。男性陣と息を合わせ、街中に響かせる勇壮な音色は、お祭りの熱気をより一層華やかに引き立て、これからの祭りの未来を明るく照らす希望の光となっています。

 美川は手取川の河口に位置し、古くから交通・物流の要衝として栄えた街です。江戸時代には北前船の重要な寄港地となり、物資の集散地として莫大な富がもたらされ、美川仏壇などの伝統工芸や格式高い祭り文化が花開きました。明治初期には一時、石川県の県庁所在地が置かれるなど、地域の政治・経済の中心地でもありました。

【撮影場所 白山市美川:2026年05月16日 Xiaomi15 Ultra/OM-D E-M10】

つづく

 今年は、撮れませんでしたが、過去(2019年)にUPしてました。

 「ありがとう」の連発とともに若者たちが全力で飛び跳ねるパフォーマンスは、お祭りを支えてくれる街の人々や仲間への感謝を爆発させた、今を生きる若者たちの熱気の結晶です。長い巡行の疲れを吹き飛ばすように笑顔で肩を組み、地面を揺らしてジャンプする姿は、伝統的な格式のなかに現代の瑞々しいエネルギーを吹き込み、美川の未来の担い手たちの絆をさらに深く結びつけていきます。

youtu.be