深夜に雨が降りましたが、今日の金沢は曇りのち晴れの予報。最高気温は31度まで上がり、湿気で蒸し暑い一日になりそうです。

寺町寺院群の静かな佇まいを堪能した帰り道、少し足を延ばして「にし茶屋街」へと立ち寄ってみました。
まず出迎えてくれたのは、大正期のモダンな面影を今に伝える洋風木造建築「旧西検番事務所」です。淡い水色の下見板張りと優美なバルコニーが美しく、和の街並みの中で一際ノスタルジックな輝きを放っていました。笑




石畳の小径に入るとすぐ、おなじみの名店「甘納豆かわむら」の美しい店舗が目に入りました。
格子戸にしっくりと馴染む真っ白な暖簾が涼しげに揺れており、その凛とした佇まいを眺めるだけで、夏の歩き旅の疲れが和らぐようです。今回はお買い物はせず、伝統が息づく店構えの風情だけを静かに堪能しました。




にし茶屋街の歴史を静かに語りかける大きな石碑の前に佇みました。
加賀藩の時代から続く格式高い花街の沿革が格調高い文字で刻まれています。かつての芸妓文化や往来に思いを馳せると、ただの散策が一層奥深く贅沢な時間に感じられます。お昼時の清々しい余韻を胸に、満ち足りた気持ちで家路へとつきました。




この地ゆかりの作家である島田清次郎の代表作『地上』を模した美しい文学碑に足を止めました。
若き日の葛藤や豊かな情熱が刻まれた本の形のモニュメントは、独特の文学的薫りを漂わせています。情緒豊かなお茶屋街の景観に溶け込む文学の足跡に、思わずじっくりと見入してしまいました。




にし茶屋街のすぐ近くで見かけた個性豊かな看板を。
昭和レトロな赤提灯が風に揺れ、どこか懐かしい趣を漂わせる昔ながらの焼き鳥屋さんと、シンプルモダンで非常にスタイリッシュな佇まいを見せる今風のカフェです。新旧ふたつの個性が通りに自然と溶け込んでいるのも、歩くほどに発見がある金沢ならではの楽しさですね。
【撮影場所 にし茶屋街:2026年07月01日 Xiaomi15 Ultra】




