夏バラ。金沢南総合運動公園をあるけば(後編)

 金沢は晴れ一時雨の予報です。最高気温は35度まで上がる見込みで、体にこたえる非常に厳しい暑さの一日となりそうです。


 前回の散策に続き、さらにバラ園の奥へと歩みを進めます。

 そこで最初に出迎えてくれたのは、優しく上品な薄桃色のバラでした。花びらの端がほんのりと紅を帯びており、まるで丁寧に染め上げられた和紙のような繊細さです。夏の強い日差しを浴びながらも、静かに、そして凛と咲く姿に、思わず心が洗われるようでした。


 少し進むと、今度は背景の深い緑に浮かび上がるような、鮮やかな赤紫色のバラが目に留まりました。

 周囲の青葉とのコントラストが美しく、一輪一輪が生命力に満ちあふれています。暑さ厳しい季節でありながら、このように瑞々しく艶やかな花を咲かせる姿から、夏の植物が持つたくましい力を静かに分けてもらった気がします。

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 園内を見渡せば、赤や白、黄色といった色とりどりのバラが調和し、美しい絵画のようなパノラマが広がっています。

 丁寧に整えられた小径をのんびりと歩いていると、ほのかに甘い香りが風に乗って漂い、五感が満たされていくのを感じます。金沢の豊かな自然と、時の積み重ねが育んだ、実に贅沢な空間がここにあります。


 最後に足を止めたのは、雪のように真っ白な花を無数に咲かせた大きな株でした。

 圧倒されるほどの華やかさがありながらも、どこか清らかで、心を穏やかに落ち着かせてくれます。お墓参りの帰りにふと立ち寄った夏のバラ園でしたが、日々の感謝とともに、明日への活力を得たような、とても満ち足りたお散歩となりました。

【撮影場所 金沢南総合運動公園:2026年07月10日 Xiaomi15 Ultra】