鎮魂と再生のオブジェ「鳳龍」

 今日の金沢市は雪で、最高気温は1℃前後の見込みです。大雪注意報が発令されており、積雪は7.7センチ(5:00現在)で、場所により増える恐れがあります。

 鎮魂と再生のオブジェ「鳳龍(ほうりゅう)」は、2024年(令和6年)に発生した能登半島地震およびその後の奥能登豪雨の被災地へ、復興の祈りを込めて制作されたシンボリックな作品です。

 被災して持ち主が手放さざるを得なくなった「着物の帯」を全国から集め、それらを組み合わせて龍のような姿に仕立てられています。内部には、被災地の「土」や「木材」が納められており、文字通り能登の地と人々との繋がりを象徴しています。

 「鳳凰」と「龍」を組み合わせたような名を持つこの作品は、亡くなられた方々への「鎮魂」と、困難から再び立ち上がる「再生(復興)」への決意を表現しています。

 NPO法人「日本きもの文化振興会」が中心となり、被災地支援の一環として制作されました。大阪万博関連(2025年5月): 大阪万博のイベント等でお披露目され、広く復興へのメッセージを発信しました。

 「鳳龍」の台座や細部には、「表 慶太」さんが手がけた輪島塗の技法が活かされています。単なるオブジェではなく、能登が誇る伝統工芸の魂が宿っているのは、表さんのような職人の手が入っているからです。

 現在、金沢駅の観光案内所などで期間限定の展示が行われています。年末年始の帰省客や観光客に対し、震災を風化させないためのシンボルとして設置されています。

【撮影場所 金沢駅:2025年12月29日 Xiaomi 15 Ultra】

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