金沢 晴れ、きょうは晴れ時々曇りの天気で、最高気温は35℃まで上がり暑さが続きます。

ハニベ巌窟院は、石川県小松市にある、コンクリート製の巨大な仏像や地獄をテーマにした像が多数点在する洞窟と美術館からなるユニークな施設です。このネタもいよいよ最後で、総集編です(笑)




「ハニベ」とは、埴輪(はにわ)など土で彫刻を作る人を指す言葉です。元々は「土師部(はにべし)」と呼ばれていたもので、現代の言葉でいうと「彫塑家(ちょうそか)」にあたります。




ハニベ巌窟院を訪れて最初に目に飛び込んでくるのが、圧倒的な存在感を放つ巨大な大仏の仏頭です。もともと高さ33メートルの大仏を建立する計画があり、そのひな形として作られました。未完成ながらも、その高さは15メートルにも及び、訪れる人々を驚かせます。仏頭の内部には入ることができ、そこには多数の水子地蔵が安置されており、独特の雰囲気が漂っています。

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かつて石切り場だった場所を利用して作られた全長約150メートルの洞窟は、ハニベ巌窟院のハイライトです。この洞窟内は、仏教における地獄の世界が石仏や彫刻によって緻密に表現されており、通称「地獄めぐり」と呼ばれています。




洞窟の外にも、見どころはたくさんあります。広大な敷地のあちこちに様々な仏像や石像が配置されており、まるで石像のテーマパークのようです。阿修羅像、釈迦涅槃像、水子供養のお地蔵さんなど、彫刻家である初代院主が手がけた多岐にわたる作品を見ることができます。ノミの跡が残る岩壁と、そこに佇む石像の組み合わせは、まさに幽玄な世界を創り出しています。

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ハニベ巌窟院は、その独特な世界観と規模から、一部で「B級スポット」や「珍スポット」として紹介されることもありますが、その根底には、平和への強い願いと、戦死者への深い追悼の念があることを忘れてはなりません。創設者の思いが込められた、歴史的にも文化的にも価値のある場所として、今も多くの訪問者を引きつけています。



