ハニベ巌窟院「大仏」

 金沢 晴れ、きょうは快晴で気温は33℃まで上がります。きのうよりわずかに涼しいですが、平年より暑さを感じるでしょう。

 ハニベ巌窟院は、石川県小松市にある、コンクリート製の巨大な仏像や地獄をテーマにした像が多数点在する洞窟と美術館からなるユニークな施設です(笑)

 ハニベ巌窟院は、仏師で彫刻家の二代目・芳土良芳氏の祖父にあたる、初代・芳土良彦氏によって、1951年に開創されました。開創の動機は、日中戦争や太平洋戦争で戦死した多くの人々の霊を供養し、平和への祈りを捧げることにありました。

 1951年(昭和26年):開創。二代目・芳土良芳氏の祖父が、自ら掘った洞窟に地獄や仏の世界を表現した像を制作し始めます。戦時中の凄惨な体験を背景に、地獄の様相をリアルに表現した像が多数制作されました。これは、戦争の悲惨さを後世に伝えるとともに、現世の人々に対し善行を促すための「活きた教訓」としての役割を担っていました。

 1960年代後半:高さ15メートルもの巨大な釈迦涅槃像(ねはんぞう)の建立が始まります。この大仏は、初代理事長が戦死者の供養のために私財を投じて造られた、施設を象徴する存在となりました。

 大涅槃像の完成後も、敷地内には高さ約13メートルの大観音像や、巨大な鬼の像など、コンクリート製の巨大な彫刻が次々と建てられました。これらの像は、施設の独自性を際立たせ、多くの人々の関心を集めるきっかけとなりました。

 現在は、二代目・芳土良芳氏が制作した作品も展示されており、彫刻のテーマは地獄や仏教の世界観だけでなく、現代的なものも取り入れられています。

 ハニベ巌窟院は、その独特な世界観と規模から、一部で「B級スポット」や「珍スポット」として紹介されることもありますが、その根底には、平和への強い願いと、戦死者への深い追悼の念があることを忘れてはなりません。創設者の思いが込められた、歴史的にも文化的にも価値のある場所として、今も多くの訪問者を引きつけています。

【撮影場所 小松市ハニベ巌窟院 :2025年08月17日 Xiaomi 15 Ultra】

つづく