お旅祭り「曳山子供歌舞伎」前編

 金沢 晴れ、きょうは晴れ間が広がりつつ時々雲がかかる穏やかな天気です。気温は最高27℃と6月下旬並みの予報です。

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 今年も小松市の「お旅祭り」を観てきました。莵橋神社と本折日吉神社の二社の春季例大祭です。細工町交差点に揃った「曳山」で、「曳山子供歌舞伎」が演じられ、子供たちの演技が素晴らしいです(笑)

 「旅衣小松緑弥栄 義太夫 勧進帳」
 都を追われた義経一行は、安宅の関で関守・富樫の厳しい詮議を受けます。弁慶は山伏と偽り勧進帳を読みますが、富樫は疑いを持ちます。弁慶は疑いを晴らすため、主君・義経を打ち据えるという苦肉の策に出ます。富樫はその忠義心に心を打たれ、一行を見逃します。主君を守り抜いた弁慶の忠義と、富樫の心情が描かれる物語です。

 小松の子供歌舞伎は、主に小学校3年生から6年生の女の子が演じるのが特徴で、役者は数ヶ月前から稽古に励み、大人たちが衣装や道具の準備、上演のサポートを行います。子供たちとは思えないほどの本格的な演技は、多くの観客を魅了します。

 小松市は「歌舞伎のまち」として、この伝統芸能を大切に守り伝えています。こまつ曳山交流館みよっさでは、曳山2基が常設展示され、その歴史と文化を伝えています。また、毎年5月には「日本こども歌舞伎まつりin小松」が開催され、全国の子供歌舞伎と地元小松の子供歌舞伎が競演し、賑わいを見せています。

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【撮影場所 小松市細工町交差点「曳山子供歌舞伎」:2025年05月10日 Xiaomi 15 Ultra、DMC-GX8】